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WEBマーケティング

【宿泊施設】OTAに依存しない旅館・ホテルの直販を増やす方法と事例

旅館やホテルなど、宿泊施設の経営者の方々は、
「OTAを中心に集客しているが、手数料が高く、なかなか利益を伸ばせていない。」
「ゆくゆくはOTAに左右されない自社サイトからの直販体制を実現したい。」
とお考えの方も多いのではないでしょうか?旅館やホテルなどの宿泊施設は、OTAに依存した集客体制のままでは、手数料が高く、課金をしなければ効果がでないので、売り上げをあげてもなかなか利益率をあげることができません。またOTAで上位表示させるためにどの施設も料金を上乗せするしかないので、価格競争になってしましまいます。

そのため、利益率をあげ、安定した集客を行うためには、OTAに依存しない自社サイトでの直販体制を築き上げる必要があります。 今回はOTA以外の方法で自社サイトを発見し、予約をしてもらうための方法を具体的な事例を踏まえながら解説いたします。 直販のための手段は大きく下記3つに分けられると思います。

OTAに依存しない旅館・ホテルの直販を増やす方法

  • 有料WEB広告の活用とLP作成による直販
  • ターゲットを明確にし、キーワードを意識したサイト設計による直販
  • MEO(グーグルマップでの上位表示)の活用した直販
  • 1.有料WEB広告の活用とLP作成による直販

まずは、WEB広告によって旅館・ホテルの自社サイトをみてもらう方法です。 最近ではインスタグラムに表示する広告が増えてきていますが、 SNS広告やリスティング広告などは既に利用したことがある方も多いのではないでしょうか? WEB広告を利用することで、自社サイトの露出を高め、OTAを介さない直販を行うことができます。
WEB広告は大きく下記6点に分けられます。
・ディスプレイ広告
・リスティング広告
・SNS広告
・ネイティブ広告
・動画広告
・記事広告

ただし広告運用で重要なポイントとして、ただ広告を回しても直販には繋がりません。 例えば、リスティング広告のリンク先に自社サイトのトップページをそのまま貼ったとして、お客さんは予約を行うでしょうか? おそらく「他のも探してみようかな」となり、楽天やじゃらんなどのOTAに向かうのがオチだと思います。 WEB広告を活用して直販を行うためには、広告のリンク先のページを専用のランディングページにする必要があります。

例えば、リスティング広告と連動させて成果がでたこちらのLPをご参照ください。
「高野山&熊野古道に行くなら、2泊2日の旅がおすすめ!」

弊社が作成したこちらのページは「高野山+観光」というキーワードで広告を運用し、周辺の観光施設や過ごし方を紹介しつつ、最後に厳選温泉を比較という形で自社サイトに集客させるような仕組みになっています。ただ自社サイトにつなげるのではなく、LPの中で他と比較させているため、そのまま予約しようかなと思わせることができます。 ここまで設定してこそ有料広告からの直販が実現します。

LPを作成した成功事例はこちら。

【レジャー施設】潜在ニーズ喚起のWEBプロモーションにより昨対130%の集客を実現

 

  • 2.ターゲットを明確にし、キーワードを意識したサイト設計による直販

次にSEO対策についてです。 SEO対策とは、『熱海+温泉』などのキーワードでインターネット上での上位表示を狙い露出を高めていく方法になります。 コストをかけずに自社サイトに呼び込むことができるので非常に有効ですが、いますぐに効果がでるといったわけではないので、中長期的な直販の施策になるでしょう。

SEO対策で重要になるのは、どのキーワードで上位を狙っていくかになります。 「熱海+温泉」などのビッグワードを狙うことはおすすめできません。 それは競合が多すぎて上位表示が難しいということと、ターゲットを絞れていないままでは競合と比較されてしまうからです。

おすすめとしては、ターゲットを狭く絞り比較的ニッチな層を狙っていくことです。 例えば日帰り温泉したい人を狙っていくのはいいかもしれません。 「地名+日帰り温泉」などは、競合が少ないワードになりますので、比較的に簡単に上位表示させることができます。 またこのように用途別でターゲットを絞った場合、その先のページ設定も重要になります。 日帰り温泉で直販させる場合は、自社サイト内で日帰り温泉について言及したページが必要になります。

SEO対策での成功事例はこちら。

【旅館】コンテンツSEOを意識したページ制作でビッグワードの検索結果上位表示

 

  • 3.MEO(グーグルマップでの上位表示)の活用した直販

MEOをご存知でしょうか? グーグルマップの検索で自社を上位表示させる施策のことです。 近くを通った人がグーグルマップで「旅館」と検索したときに、周辺の競合施設よりも上位に表示させることができていれば、お客様を取り込めるはずです。 近くを車で通った人が、ちょっと休憩したいと日帰り温泉を探したときに、Googleマップで検索することはよくあるシチュエーションですよね。 そのときに上位に表示させることができていれば直販に繋がるかもしれません。

グーグルの上位表示を狙うための方法としては下記3点があげられます。
1.Googleマイビジネスに詳細なデータの登録
そもそもこちらに登録していないと、マップ上に表示されません。 無料でできるので、正確な情報を登録しましょう。
2.知名度の向上
会社名、電話番号、サイトURL、住所がブログや他のサイトに多く表示されていれば、 スコアが上がり、上位表示につながります。
3.グーグル上での口コミ件数を増やす
Google上での自社サイトへの口コミの多さも重要な要素になります。 そのためには、お客様にお願いするなどの地道な取り組みが必要になります。

これら3点を行うことで、Googleマップ上での上位に表示されるようになります。 マップで上位に表示させることで、SEO対策にもプラスに働きますので、ぜひ実施してみてください。

 

まとめ

上記3つの施策を行うことで、旅館・ホテルの直販集客を実現できることができます。 どれも実施したからといってその日に効果がでるわけではないですが、中長期的な視点で見ると必ず必要になってきますので、ぜひ旅館やホテルの経営者の方は、OTAに依存しない直販体制作りに取り組まれてみてはいかがでしょうか?

株式会社グローカル WEB集客・販促事業部
この記事を書いた人
株式会社グローカル WEB集客・販促事業部

中小企業を中心に、明確なターゲティングによる集客・販促戦略の策定と、WEBを活用したニーズ喚起型アプローチを実施。 集客において、“人を口説くストーリー”を作り出すことで、広告費をかけることでの露出増ではなく、成約率向上による売上向上を実現します。 高級旅館や動物園などのレジャー施設、観光協会をはじめ、病院や弁護士事務所、カーディーラーやお菓子メーカーなど、業種業態問わず実績多数。