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翻訳料金の比較が問題!?越境EC、インバウンド促進を妨げている意外な足かせとは・・・

Businessman drawing English concept on a light blue colored screen

多少変な日本語でも意味が分かる、WEBの翻訳機能。

Google検索窓であっという間に翻訳でき、発音までしてくれます。

 

私は今年で42歳ですが、

この機能が学生時代にあったら便利だったな・・・と感じる今日この頃です。

 

仕事や勉強の際に、Google翻訳やエキサイト翻訳などを日常的に使っている方も多いのではないでしょうか?

楽天をはじめ、一時企業の公用語の英語化が話題になった時期もありますが、

日本では総じて語学が苦手な方が多い印象です。

ネイティブに対応できる言語対応ができるメリット

 

英語が話せればビジネスが広がるのは間違いなく、

中国語が話せれば中国の大きなマーケットに参入しやすくなることは明々白々ですが、

大手企業と異なり、中小企業ではなかなか語学に長けた社員がいない場合も多く、地方の中小企業であればなおさらそのようです。

 

商談や交渉などは、ネイティブレベルの読み・書き・会話力が総合的に問われるため、習得に時間がかかります。

一朝一夕ではいきませんが、インターネットを活用した販促やプロモーションにおいては、商談や交渉と比較すると【即時対応】の必要性が低くなりますので、

海外在住の方が自社が運営するサイトやプロモーション用のランディングページをご覧になり、

違和感なく理解できる表現になっていれば、海外向けの商売ができる環境は整っている、と言えます。

 

海外向けにインターネットで商品を販売する越境ECにせよ、国策として取り組んでいる旅行業界におけるインバウンド需要の取込みにせよ、

インターネット上でのネイティブスピーカーにとって違和感のない、正しい表現でのプロモーションが求められます。

 

 

発展途上でこれから伸び続けていく分野だからこそ、依頼する相手を選ぶ目も大切

 

しかしながら、英語をはじめとする語学への苦手意識がハードルとなり

なかなかこういったビジネスチャンスをつかみにいけないことも事実ではないでしょうか。

ビジネスチャンスがそこにあることが明白なのに、取り組みに行けないというのはある意味機会の損失です。

 

日々のコンサルティングで地方の中小企業をご訪問している際、

冗談のようなケースを耳にしました。

 

「地元の人に翻訳をしてもらって、英語の翻訳サイトをつくったが、

海外のお客様から、サイトの表現に違和感があるから直した方がいいと指摘をされた」ということです。

 

レベルの差こそあれ、海外からお越しになられるネイティブスピーカーの方から見ると、

違和感のある表現とは、日本人が海外旅行をした際に見かける、「カタコトの日本語の看板」「助詞が変な説明文」などと同じですよね。

 

もちろん、日本人は日本語が堪能なので、そういった間違いにすぐ気が付いて自分で意味を汲み取ります。

 

海外から日本にお越しになられる方も同様にくみ取って頂けるのは間違いありませんが、

「face to face」のコミュニケーションであればともかく、

インターネットの画面でこういった、片言の日本語のサイトから商品を購入したり、旅行を申し込みするのには、少し躊躇するのではないでしょうか。

 

自分に置き換えてみると、見えてくることは多分にあります。

「苦手意識があるからこそわかる人に任せたい」と考え、任せっぱなしにした結果、上記のようなことが起こってしまうこともあるのですね。
翻訳に関するニーズについて、インターネットでは料金の比較サイトが沢山あります。

どこを見ても経験豊富で安価でサービスを提供できることを謳っていますが、

料金が安くとも「ネイティブチェック」を行っていない翻訳サービスはリスクが高くなる場合があります。
料金だけで決めるのではなく、実績はもちろんですが、「ネイティブチェック」をしっかり行う企業に、

翻訳の依頼をかけるようにすることが重要です。

 

翻訳サービス会社の選び方のポイント

 

先に答えを言ってしまうと、「ネイティブチェックを2回行う」企業に依頼することが正解です。

後の修正リスクが減るため、人的コストも減らすことができ、かえって安価になるとが多くあります。

修正リスクや手間が増えると、本来すべき仕事に加えて作業も増えてしまいますので避けたいところですよね。

 

自社のビジネスを海外に展開するには、

インターネットでのECやプロモーションを活用することで比較的安価に実施できます。

だからこそ、ベースとなる翻訳については、クオリティが高く安心して仕事を任せることのできるサービスを利用することが大切です。

 

翻訳を依頼するためには、

「料金」・「ネイティブチェック2回以上」・「事業運営会社の規模・実績」の3つの視点で選んではいかがでしょうか?

 

浅野 道人
この記事を書いた人
浅野 道人

新卒で入社した総合人材会社インテリジェンスにて法人営業を経験した後に、 経営コンサルティング会社にて大手から中小ベンチャー企業まで規模を問わず 人事領域のコンサルティングに従事。 その後、楽天にて人事・総務職、外資系人材会社にて営業マネージャー・人事職を経験。 現在、代表取締役として、WEB集客コンサルティング事業、組織・人事コンサルティング、キャリア支援事業を担当。