columnコラム

TOP > コラム > 中小企業としてのSDGsへの取り組み④

経営戦略

中小企業としてのSDGsへの取り組み④

開始1カ月の主な動きについては前回触れました。本業に支障の無い範囲で、じっくりと確実に活動を継続していくことが大事になってきます。
活動開始1カ月~2カ月目~4カ月目~6カ月目~12カ月目と順を追って見ていく中で、本コラムは「活動開始2カ月目までにすべき取り組み」例です。

活動開始2カ月目以降の取り組み

④SDGs取り組み課題の決定
SDGsには17の目標がありますが、全てを目標にするのではなく、
自社や取引先の状態、将来の商況を見据え、自分たちでできる範囲の取り組み課題を決定します。
多くの取り組み課題を取り上げたいところではありますが、
多過ぎると負担が多くなり、結果的に継続していくことが難しくなりかねません。

⑤SDGs活動の達成目標・計画の策定
取り組み課題を決定したら、目標・計画を策定します。
「〇〇することで□□を削減する」のも良いのですが、できれば
「〇〇することで□□を何%削減する」と目標を数値で表すと進捗も追いやすく、
達成度合いで成果の評価もしやすくなります。

⑥SDGs取り組みの実践
計画を策定したら、いよいよ活動を実践していきます。
ここで再度、経営者の方に朝礼などで、実際に取り組みがスタートしたことを全従業員に宣言し、共有します。
実践開始後は定期的に「計画通りに行われているかどうか」取り組み内容をチェックします。
チェック内容で新たな課題や問題点がでてきた場合は改善策を投入します。

まとめ

とうとう活動が開始されました。目に見える成果はすぐには出てきませんが、着々と目標に向かっている進捗を全社員で共有し、計画通りに実行しましょう。計画通りに進まない場合は、何がボトルネックになっているのか課題を見つけ、解決策を投じるなど、活動を決して止めないように運営していくことが大事です。

 

株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業の経営戦略策定支援を行っています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

takayoshi.ishikawa
この記事を書いた人
石川 貴理

東京都出身。某老舗温泉旅館のWEB販売企画係責任者として勤務。自社サイトやOTAの運営・管理、プラン造成を担当。グローカルの支援先でもあり、当時は旅館のスタッフとして本施策の効果を体験。現在は東京に戻りWEB集客支援に従事。温泉と80’sメタルをこよなく愛するアラフォー。