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「閑散期の集客施策」の秘訣

ホテル、旅館などの観光業やサービス業に限らず、ほとんどの業界に「閑散期」というものがあります。
「閑散期だから、客足が鈍るのは仕方がない」という企業がある一方で、
「年間を通して考えれば、閑散期ではあるものの、同業者から見ると十分繁盛している」企業もあります。

 

 

この違いはなんでしょうか?
閑散期に、過剰なくらいの値引きをしてお得感を出そうとすることでしょうか?
それとも、その他の要因があるのでしょうか?
今回は閑散期の集客について触れたいと思います。

 

 

もちろん、様々な要因はあるでしょうが、こういった企業に例外なく言えることは、
閑散期であっても、自社の商品を購入する、もしくはサービスを利用する必然性を
創りだし、ユーザーに伝わっているのだと考えます。

 

 

それでは、「サービスを利用する必然性を伝えているユーザー」とは、
どのような人を指すのでしょうか?

 

 

ホテル・旅館・観光スポットなど「観光業界に関わる施設」で考えた場合、ディズニーリゾートのように
「圧倒的な認知度」と「人気のあるコンテンツ」がある場合は、
多少雨が降ろうが、風が吹こうが、寒かろうが、暑かろうが
同業他社を圧倒する集客力発揮することは言うまでもありません。

 

 

ディズニーリゾートの集客力の構成要因はのひとつに
強烈なファン層を持っており、リピーターを豊富に抱えていることが挙げられますが、
それだけで、圧倒的な集客を実現しているわけではありません。

 

 

年間を通して高い集客を実現している要因として、
デートにしろ、子供を連れて遊びにいくのにしろ、ユーザーの目的を果たすために、
「間違いはないだろう」という保障にも似た安心感を、ファンではない、にわかユーザーにも
与えられていることが、大きな要因であるように思います。

 

 

ディズニーリゾートに行ったことはない、もしくは1、2回あるかないかで
特にディズニーのファンと言うわけではない人に対しても、
「彼女と一緒に楽しむ」や「子供を遊ばせて満足させたい」という目的が
ディズニーリゾートに行くことで間違いなく果たせるだろうという
確信を与えられている。それゆえ、ユーザーに選ばれているのだと思います。

 

 

レベルの差はありますが、
「ユーザーの目的を果たすに足り得るサービス・商品を提供できること」を
ターゲットとなるユーザーに適切に伝えることは、たとえ閑散期でも、充分な集客を実現する第一歩であると考えます。

 

 

これを読まれている皆様も、自社のサービス・商品について、
「ユーザーの目的を果たすに足り得るサービス・商品を提供できること」をターゲットユーザーに対して発信する取り組みや工夫をされてはいかがでしょうか?

 

 

浅野 道人
この記事を書いた人
浅野 道人

新卒で入社した総合人材会社インテリジェンスにて法人営業を経験した後に、 経営コンサルティング会社にて大手から中小ベンチャー企業まで規模を問わず 人事領域のコンサルティングに従事。 その後、楽天にて人事・総務職、外資系人材会社にて営業マネージャー・人事職を経験。 現在、代表取締役として、WEB集客コンサルティング事業、組織・人事コンサルティング、キャリア支援事業を担当。