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【売上UP】製造業中小企業のリード獲得 #2 自社ホームページリニューアル

コロナショックの影響を受け、大きく変わる営業活動や顧客との関係性。製造業においては、これまでリード獲得や情報収集の主戦場であった展示会が中止・延期となり、新規顧客との接点の構築に苦労されている企業が多いのではないでしょうか。本シリーズでは、製造業中小企業が取り組むべき営業プロセスの見直しについて多角的な視点から切り込むことで、予測しにくいアフターコロナ時代において売り上げを伸ばしていくヒントをご紹介いたします。第二回の今回は、問い合わせや売上を増加するための自社ホームページリニューアルについて、抑えておくべきポイントをご紹介します。

製品スペックの訴求ではなく、解決策としての製品の提案

「お金をかけてホームページを制作をしたのに売上や問い合わせが増えない」、「情報は充実しているのにホームページ経由での購入や問い合わせが伸び悩んでいる」。そんなお悩みをお持ちではないでしょうか。

デザインやサイト構成はもちろん大切ですが、製造業中小企業がホームページを活用して新たな販路を開拓し、売上を伸ばしていく上で最も重要な訴求ポイントは製品のスペックではなく「その製品・技術によってどんな課題を解決できるのか」という解決策の提案です。研究や開発の現場を知っている方であれば、日々「こんなツールが有ったら解決できる」という課題にぶつかるものの、適切な製品や技術を見つけることは難しく、結局既存の社内装置を改造して乗り切ったという経験も多いのではないでしょうか。自社の製品・技術のコア機能とは何なのか、何を解決できるのを言語化し訴求することで、そのような課題を持つターゲットのニーズを満たすことが可能になります。

3M社のポスト・イットが有名な例ですが、強力な接着剤の開発過程で誕生した奇妙な接着剤は当初失敗作として扱われていました。しかし、その機能を言語化し「よく付くが、簡単にはがれる」接着剤としてその用途を模索する中で現在のポスト・イットとしての活用が見いだされ、歴史的なロングセラーとなりました。生産者、開発者が気づいていない活用方法も、その機能を明文化し訴求することで、新たなソリューションへの活用が発掘されるかもしれません。自社ホームページをただ製品のスペックを訴求するだけのカタログにしてしまうのではなく、機能を訴求し解決策を提案する強力な営業マンへと変身させることで、自社サイト経由での売上や問い合わせを向上させることが可能です。

まとめ

本記事では、製造業における中小企業が売り上げを伸長させるため、自社ホームページリニューアルにつあたって抑えておくべきポイントをご紹介しました。製品のスペックだけではなく、「その製品・技術によってどんな課題を解決できるのか」を明文化することは、自社ホームページ経由の売上や問い合わせを向上させるだけでなく、新たなニーズの発見や異業種の顧客開拓にもつながるかもしれません。

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矢野口聡
この記事を書いた人
矢野口 聡

長野県出身。東京大学大学院にて工学修士取得後、国内大手メーカーに技術職として入社。 ディスプレイ材料の研究開発に従事し、新製品の立ち上げから製品化に至る一連の製品ライフサイクルに携わる。 地域のモノづくり企業における持続的な発展や、経営課題の解決に取り組みたいという思いから、グローカルへ参画。社内の新規事業立ち上げを中心に、事業戦略から人事組織事業、WEB集客・販促事業におけるコンサルタントを兼務。