columnコラム

TOP > コラム > 中小企業としてのSDGsへの取り組み②

経営戦略

中小企業としてのSDGsへの取り組み②

SDGs活動は、中小企業の経営にとってもメリットがあることが分かりました。経営者の中には是非導入したいと考える方もいらっしゃると思います。
SDGs活動にせよ、どのような活動をするにも、人や経費、時間、商品・サービスを使います。社を挙げての活動を効率よく行うために、失敗は避けたいところです。大切な経営資源を無駄にしないよう、SDGs取り組みのポイントを考えてみました。

SDGs取り組みのポイント

①経営者が積極的に関わる
一部の従業員のみでの活動では、会社全体の協力は得られません。
経営者や経営陣が積極的に関わり、SDGs活動の本気度を社内全体に浸透させ、
社員全体で取り組むことを意識します。

②本業へ負担を掛けない
SDGsへ掛ける人件、経費、時間が多すぎると本業に支障が出ます。
目標設定は本業への負担が大きくならないよう
無理のない範囲で行うのが長続きさせる秘訣でもあります。

③社員のモチベーションを下げない
「SDGsの活動に取り組む意義」
「SDGsに取り組むことで得られる効果」を伝え続けることが重要です。

④SDGs活動の定期的な評価
SDGsへの取り組みを継続し、後進へ継承して活動を維持していく為にも
活動状況のチェックと改善点の洗い出しを行います。

⑤通年での活動スケジュールを立てる
「社内体制造り」「目標設定」「活動開始宣言」
「活動に関するナレッジの吸収」「取り組みの優先順位の決定」
「年間活動状況」「改善点洗い出し」「次年度の活動設定」など
計画を立て、なおかつ定期的に進捗を追います。

まとめ

SDGsは、期間限定での活動ではありません。
質の高い取り組みはもちろん理想ですが、継続していくことに意味があります。

その為にも、スケジュールを立て、活動状況や進捗を定期的に報告し
全員に共有して、次に繋げる…というサイクルを繰り返していきます。

次回はスケジュールの立て方をお伝えしたいと思います。

 

株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業の経営戦略策定支援を行っています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

takayoshi.ishikawa
この記事を書いた人
石川 貴理

東京都出身。某老舗温泉旅館のWEB販売企画係責任者として勤務。自社サイトやOTAの運営・管理、プラン造成を担当。グローカルの支援先でもあり、当時は旅館のスタッフとして本施策の効果を体験。現在は東京に戻りWEB集客支援に従事。温泉と80’sメタルをこよなく愛するアラフォー。