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【売上UP】製造業中小企業のリード獲得 #4 オンライン展示会活用

コロナショックの影響を受け、大きく変わる営業活動や顧客との関係性。製造業においては、これまでリード獲得や情報収集の主戦場であった展示会が中止・延期となり、新規顧客との接点の構築に苦労されている企業が多いのではないでしょうか。アフターコロナ時代において売り上げを伸ばしていくヒントをご紹介する本シリーズの第4回は、今注目されているオンライン展示会サービスについてご紹介します。

そもそもオンライン展示会とは?

コロナウイルスの影響により、国内外を問わずほとんどの展示会や見本市が中止や延期に追い込まれていることで、業界情報や技術情報の収集、新たなリードの獲得に大きな影響を受けているという中小企業が少なくありません。そんな中、国内最大級の家電・IT見本市CEATECも幕張メッセでの開催が中止され、オンライン開催への変更が発表されるなど、展示会そのものの在り方が大きく変わろうとしています。今後、展示会の舞台が確実にオンラインへと移行していくなかで、製造業の中小企業はどのように対応していくことが求められるのでしょうか。

①新たなプラットフォームを積極的に活用する
リアル展示会のオンライン化に加え、オンライン展示会サービスと呼ばれる新たなプラットフォームが続々と誕生しています。製造業におけるマッチングサービスで実績のあるリンカーズ株式会社は、異業種からのリード獲得を目的とした展示会型オンラインサービス「Tech Messe」をリリースし、技術課題軸での検索機能を搭載することで異業種技術の活用による課題解決を支援することを発表しています。このほかにも、株式会社エボルトや電機メーカーのブラザーなど、多くの企業がひしめくオンライン展示会黎明期においては、新たなプラットフォームを積極的に活用し、時代の変化に対応していくことが求められます。

商品や技術のスペックだけでなく、何を解決できるかを明確に伝える
オンライン展示会サービスの活用において、紹介映像や紹介資料のデザインも大切ですが、最も重要なのは製品のスペックではなく、その製品・技術によってどんな課題を解決できるのかという解決策の提案です。自社の製品・技術のコア機能とは何なのか、何を解決できるのを言語化し訴求することで、新たな活用方法が発掘されるかもしれません。

まとめ

本記事では、展示会の舞台がオンラインへと移行していくなかで、製造業の中小企業が求められる対応についてご紹介致しました。コロナウイルスの影響により、これまでのような展示会での情報の収集、新たなリードの獲得が困難な状況において、オンライン展示会サービスをいち早く取り入れ、自社の製品・技術によって解決できる課題を明確に訴求していくことが求められます。

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矢野口聡
この記事を書いた人
矢野口 聡

長野県出身。東京大学大学院にて工学修士取得後、国内大手メーカーに技術職として入社。 ディスプレイ材料の研究開発に従事し、新製品の立ち上げから製品化に至る一連の製品ライフサイクルに携わる。 地域のモノづくり企業における持続的な発展や、経営課題の解決に取り組みたいという思いから、グローカルへ参画。社内の新規事業立ち上げを中心に、事業戦略から人事組織事業、WEB集客・販促事業におけるコンサルタントを兼務。