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地域集客

カトエリの地域集客を見直すための10のポイント<その3>

「地域プロモーションの費用を抑えたい」「今やっている取り組みの効果が見えない」

地域集客の現場でお聞きする悩みのネタは尽きません。

そんなお悩みを少しでも解決できればと、地域集客を見直す上での大切なポイントを

10個にまとめました。今日は3つ目のポイントのお話です。

 

■前回のポイントは下記からどうぞ!

地域集客を見直すための10のポイント<その2-1>

 

前回は、地域にとって『考えられるターゲットを全て洗い出す』というお話をしました。

「考えられるターゲットは全部狙っていきたい!」とついつい言いたくなるところですが、

地域集客のためのプロモーション予算や人的パワーには限界があります。

 

ではどうすればいいのか?

 

当社が地域の皆様と地域集客を考える際には、

「狙いたいターゲットの優先順位をつける」ということを行っています。

 

狙いたいターゲットの優先順位をつける際に有効な方法としては、

以下のようにターゲットを4つに分類してみることがお薦めです。

【集客の4分類】

「現状集客できている」×「地域として集客したい」

「現状集客できている」×「地域としてあまり集客したくない」

「現状集客できていない」×「地域として集客したい」

「現状集客できていない」×「地域としてあまり集客したくない」

 

「現状集客できていない」×「地域としてあまり集客したくない」に属するターゲットは特に意識しなくても問題ありません。

 

現状行っている集客施策を継続することで、

「現状集客できている」×「地域として集客したい」に属するターゲット層は引き続き集客できると考えられますが、

同時に「現状集客できている」×「地域としてあまり集客したくない」に属するターゲット層も増えてしまいます。

 

一方、「現状集客できていない」×「地域として集客したい」に属するターゲット層については、

現状の集客施策で集客できていないことを踏まえると、

何かしらアプローチ方法を変えなければ、集客できないと考えるのが妥当です。

 

地域として考えられるターゲットをこの4象限に分けた際に、

「現状集客できている」×「地域として集客したい」に入るものがほとんどであれば、

今の集客施策を継続するという判断でいいのかもしれません。

しかし、もし、地域として考えられるターゲットのうち、

「現状集客できていない」×「地域として集客したい」に入る割合が多いということであれば、

早急に、現状の集客施策の見直しが必要になります。

 

この作業を行うことで、現状の集客施策の最適化にも繋がるのです。

 

こうして「地域として“集客したい”ものの“現状集客できていない”」ターゲットを

明確にして、そのターゲットに対して、どのようにアプローチしていくか、

具体的に検討していくのです。

 

では、どのように検討していくのか?

続きはまた次回、ご説明します。

加藤英里
この記事を書いた人
マーケティング戦略事業部
加藤 英里

新卒で入社したリクルートにて、地域振興事業の立ち上げから推進まで9年間従事。プロモーション企画立案、ご当地グルメプロデュース、イベント主催などの他、講演やセミナー講師も務める。2014年5月から現職。BtoB・BtoC問わず、病院・結婚式場・メーカー・レジャー施設などのWEB集客コンサルティングに従事。