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採用戦略

採用サイトの卒業生インタビュー記事が応募率を引き上げる3つの理由

組織の伸長のためには常に優秀な人材を確保していく必要があり、

そのためには自社に応募してくる絶対数を上げる必要があります。

しかし、日本全体で人材不足の傾向がある昨今において、

応募率を上げるには、従来通りの採用手法だけでは、うまくはいきません。

今回は、イマドキの若者が就職先に何を求めているかに触れながら、

若者のトレンドを活用した新たな採用プロモーションをご紹介致します。

採用サイトの卒業生インタビュー記事が応募率を引き上げる3つの理由

  • 年代別の平均転職回数のデータを見ると社会人にとって転職は大前提
  • 応募者にとって企業は「転職先」であると同時に「ネクストキャリアのための場」
  • 社員が転職して成功した事例はその企業への入社希望者にとって魅力的

年代別の平均転職回数のデータを見ると社会人にとって転職は大前提。

団塊世代が定年を迎え、

団塊ジュニア世代への事業承継が頻繁に行われている昨今、

20代・30代の社会人のワークスタイルは以前とは大きく異なってきています。

「年代別の平均転職回数」に関する大手人材会社が行ったアンケートでは、

25歳以下0.7回、26~30歳1.5回、31~35歳2.1回、36~40歳2.7回と、

「26歳以上の社会人は、一度は転職をする」と言えます。

 

「新卒で入社する会社」「20代で転職をする会社」

「30代で転職をする会社」があり、

企業の採用を考える上で、押さえておくべきポイントとなります。

応募者にとって企業は「転職先」であると同時に「ネクストキャリアのための場」

新卒はもちろん、20代、30代の転職希望者は、

必ずしも自社に入社したとしても

自社で定年まで働くことを考えてはおらず、

ネクストキャリアにつながるかどうかを念頭において入社する会社を選んでいると言えます。

そうした場合に、

自社の求人に対してターゲットとなる人材の応募率を高めるためには、

仕事内容を明確にイメージできるような求人原稿や動画、魅力的な雇用条件も重要ですが、

それ以上に重要視すべき点があります。

それは、「自社で働いた社員がその後どういった会社に転職し活躍しているか」という情報です。

平たく言えば、OBOGのインタビュー記事や転職先のデータなどが該当します。

社員が転職して成功した事例はその企業への入社希望者にとって魅力的

転職していった社員全員のその後の動向を追うことは現実的に難しいので、

自社の卒業生であるOGOBのインタビュー記事の内容を見て、

自分が目指すようなキャリアを歩んでいるかがわかると、

その会社に対する期待感が高まります。

 

高校生が大学受験をする際に、

志望する大学をその大学の就職率や就職企業実績を参考にして決める

ということに非常に近しいと言えます。

 

自社で働いた社員の転職後のキャリア形成が、

採用ターゲット人材から見て魅力的だとわかれば、

入社したのちに同様のキャリアアップができると感じられるため、

応募に至る可能性が高まります。

まとめ

従来の採用サイトや求人原稿では

自社のOBOGである卒業生のインタビュー内容が載ることは少なかったように思いますが、

ターゲットとなる応募者を集めるために、非常に有効な手段と言えます。

現在採用活動について、課題を感じていらっしゃる経営者の方であれば、

「求人原稿に卒業生のインタビュー内容を掲載」

「自社採用サイトでの卒業生インタビューコンテンツの追加」

などにぜひ取り組まれてはいかがでしょうか。

浅野 道人
この記事を書いた人
浅野 道人

新卒で入社した総合人材会社インテリジェンスにて法人営業を経験した後に、 経営コンサルティング会社にて大手から中小ベンチャー企業まで規模を問わず 人事領域のコンサルティングに従事。 その後、楽天にて人事・総務職、外資系人材会社にて営業マネージャー・人事職を経験。 現在、代表取締役として、WEB集客コンサルティング事業、組織・人事コンサルティング、キャリア支援事業を担当。