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事業承継がうまくいく企業はもう始めてる!?後継者教育の新しいスタイル

こんにちは。

WEB集客・販促事業部長のカトエリです。

 

現在、

「売上の公式から見る『今やるべきWEBマーケティング施策』」

の 連載中ではありますが、

今日は少し違った話題をお伝えしようと思います。

 

「事業承継」と言えば、

経営者の方であれば遅かれ早かれ

ぶつかる問題だと思います。

では、「事業承継」に向けて、

いつくらいから準備を始めるのがよいのでしょうか?

後継者となる方が、

ある程度、現場での経験を積んでから?

他の会社に修行に出ていた息子・娘さんが

戻ってきてからでしょうか?

タイミングやそのやり方は

千差万別だと思うのですが、

最近興味深いやり方を見かけましたのでご紹介します。

 

当社コンサルタントは基本的には月に一度、

クライアントを訪問し、ミーティングを行っています。

ミーティングの参加者は、

経営者、現場責任者、現場担当者など、

クライアントによってさまざまなのですが、

「高校生・大学生の娘・息子さんが

ミーティングに参加する」

というクライアントが 数社いらっしゃいます。

 

息子さんが担うタスクは、分析業務と実作業です。

例えば、

「顧客データを基に、予約のリピート頻度を算出して欲しい」

「季節ごとの顧客の居住地比較を出して欲しい」

など、やり方ではなく、

あくまで「やって欲しいこと」のみを伝え、

そのプロセスから考えるよう促しているのが特徴です。

そして、実際に出てくる分析結果を踏まえ、

どのような観点で検証をし、戦略を立てていくかを、

息子さんはその場で学ぶことができるのです。

 

作業についても、

物心ついた頃からパソコンがあった世代ですので、

飲み込みが早く、

即戦力として活躍している光景をよく見ます。

 

経営者視点は、短期間で身に着くものではなく、

腹落ちし、定着するまでに時間を要するものです。

将来の後継者候補教育のため、

ぜひ御社でも高校生・大学生の頃から、

経営に関わらせてみるというのはいかがでしょうか?

加藤英里
この記事を書いた人
マーケティング戦略事業部
加藤 英里

新卒で入社したリクルートにて、地域振興事業の立ち上げから推進まで9年間従事。プロモーション企画立案、ご当地グルメプロデュース、イベント主催などの他、講演やセミナー講師も務める。2014年5月から現職。BtoB・BtoC問わず、病院・結婚式場・メーカー・レジャー施設などのWEB集客コンサルティングに従事。