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採用戦略

中小企業が知っておきたい!繁忙期のタイムリーな人材確保のポイント6つ

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サービス業を始めとして、繁忙期に通常人員に加えて短期間の人員確保が必須である業態にとって、タイムリーな採用の実現は、もっとも重要な経営課題のひとつです。

 

繁忙期の人員確保において重要視する点は、
「社員と同様の力をもった即戦力人材の採用を目指さない」ことです。

 

いきなり何を言うのかと思われた方も多くいらっしゃるかと思いますが、
組織戦略はもちろんとして、求人媒体を使った採用、人材紹介・人材派遣会社での実務経験など、人材業界でのこれまでの経験を踏まえて、即戦力人材が短期期間限定での就業を希望するケースは、極めて稀な事例と言えます。

 

つまり、狙ったところで、そもそも対象とする方が非常に少ないという事実があります。

 

では、繁忙期に必要な人員を確保することができないのかと言えば、決してそうではありません。
繁忙期に必要な人員を確保するためには、いくつかのポイントがあります。

 

繁忙期に必要な人材を確保する6つのポイント

 

1.「短期就業人材の採用」を、「通常既存社員が対応している業務を、
そのまま対応できる人材の採用」とは考えない。

 

2.人員の足りない部門の業務において、「熟練度の高い業務」と、
熟練度が低くとも「指示があれば対応可能な業務」に切り分ける。

 

3.既存社員が、熟練度を要する業務を担い、短期就業人材には、
指示があれば対応できる業務を任せるスキームを検討する。

 

4.短期人材に指示を出す責任者を決め、短期人材からの要望を
吸い上げオペレーションに反映する。

 

5.指示があれば対応できる業務をやりたいと思う人材像を明確にする。
その際に、短就業者として採用する人材にとってのメリットが、
本人にとってもアクションを起こすに足り得るメリットかどうか検証する。

 

6.採用したい短期就業人材に訴求する応募方法を検討し、
訴求内容を整理して、求人原稿などのメッセージに落とし込み、広報する。

 

この一連のアクションを、繁忙期の2~3か月前には、明確に定めることが重要となります。

これまでこのようなプロセスで、求人原稿の作成や、面接での発信をされてきたご経験がなければ、ぜひお試しいただければと思います。

 

繁忙期を乗り切るための短期就業者の人材確保において、経験がほとんどない方であっても対応できるように、業務プロセスを一部変更し、顧客に通常期と遜色のないサービスを提供する体制づくりが重要で、かつその業務内容が応募者にとっても魅力的に映るものであることが更に重要となります。

 

この重要ポイントを満たすことで、繁忙期の際に数合わせで採用した方が引き起こしてしまうトラブルも事前に回避することが可能となります。

 

中小企業の採用はもちろん、組織戦略のご支援をさせて頂いている中で、実績を踏まえて上記のことを実感しています。

 

ご自身の企業で、今どの人材層を採用しようとしているのか?そしてそのターゲットに注力しているのはなぜか?また、現在行っている採用施策は妥当か?について、この機会に検証されてはいかがでしょうか?

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浅野 道人
この記事を書いた人
浅野 道人

新卒で入社した総合人材会社インテリジェンスにて法人営業を経験した後に、 経営コンサルティング会社にて大手から中小ベンチャー企業まで規模を問わず 人事領域のコンサルティングに従事。 その後、楽天にて人事・総務職、外資系人材会社にて営業マネージャー・人事職を経験。 現在、代表取締役として、WEB集客コンサルティング事業、組織・人事コンサルティング、キャリア支援事業を担当。