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ブレインストーミングのすすめ

弊社では、毎週月曜日にブレインストーミング(以下、ブレスト)を行っています。各自持ち回りでテーマを掲げ、3分間でアイデアを挙げていきます。テーマは、実務に関するものから、架空の課題、時事問題についての解決策など毎回様々ですが、ブレストを効果的なものにする場合に気をつけるべきことを調べてみました。

ブレストの効果的な3つの進め方

・メンバーの選定
参加者数については、10名程度で行うのが最適です。また組織内の、地位的に同等の人たちで集まるのが理想的です。

・ブレストを行う目的の設定
「意見やアイデアを出し合ってどうするのか」が不明であると方向性が定まりません。自由にアイデアを出し合えるブレストですが、方向性の無いアイデアは不毛だからです。

・制限時間の設定
だらだらとアイデアを出すのではなく、制限時間を設けることにより発想の瞬発力の鍛錬にもなります。アイデアを列挙する時間と、列挙されたアイデアをまとめる時間をそれぞれ設定します。

ブレスト行う上での4つのルール

より新しいアイデアを導き出す為に、事前にメンバー間で共有すべき4つのルールがあります。

・批判しない
挙げられたアイデアを批判・否定してはいけません。発想の妨げになります。

・自由な発言
全員で頭を抱えて考え込むより、何となく思いついたアイデアが有効な場合もあります。

・質よりも量
「これで良いかな」と悩んで発言をしないより、思いついたことをできるだけ多く挙げることを心がけます。

・アイデア同士を組み合わせる
誰かが挙げたアイデアから新しい発想が産まれることも多々あります。「誰のアイデア」かは重要ではなく、その場にいるメンバー全員でアイデアを練っていきます。

まとめ

ブレストを行う際は「参加者全員で作り上げていくものだ」という認識をまず共有するべきです。完全・完璧なアイデアを出す必要はまったくありません。
断片的なアイデアをひとつの大きなアイデアにまとめるには、自分のアイデアを膨らませつつ、他のメンバーのアイデアに耳を傾け、さらにそれに自分の意見を加える…と言ったサイクルが必要です。ブレストは個人個人のアイデアコンテストでは決してないところにあります。アイデアの「発想」と「まとめ・整理」の時間とに別け、短時間で効率よく行うことで今までにない斬新なアイデアが産まれることと思います。
貴社でも是非、3つの進め方と4つのルールを意識してブレストを取り入れてみるのはいかがでしょうか?

takayoshi.ishikawa
この記事を書いた人
石川 貴理

東京都出身。某老舗温泉旅館のWEB販売企画係責任者として勤務。自社サイトやOTAの運営・管理、プラン造成を担当。グローカルの支援先でもあり、当時は旅館のスタッフとして本施策の効果を体験。現在は東京に戻りWEB集客支援に従事。温泉と80’sメタルをこよなく愛するアラフォー。