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採用戦略

【中小企業の採用強化】中小企業の採用を劇的に変える「求人募集」

中小企業において、採用における求人募集は採用活動の要です。応募者と接点を持つために最も重要であり、不可欠な要素となります。求人募集においては、大手求人媒体会社が手掛ける各種媒体に掲載することが主流でしたが、最近ではビズリーチやミイダスなどのダイレクトリクルーティング、indeedやGoogle仕事検索などの求人ポータルサイトが台頭しており、求人募集の手法も大きく変わってきました。新しい手法を戦略的に採用活動に活かすことは、採用活動を成功させるために、不可欠になっています。
このページでは、中小企業経営者が人材採用において必ず押さえておきたい「求人募集」のポイントについて解説したいと思います。

求人内容に合わせ最適な募集チャネルを使いこなす求人募集

中小企業の事業伸長を加速させる人材を採用するためには、採用ターゲットとなる応募者に対して露出を図り、応募意欲を高めてもらう必要があります。以前とは異なり、大手求人媒体の露出の高いサイズの求人原稿を掲載すれば応募者が集まるという時代ではなくなった今、自社の求人内容に合わせて最適な募集チャネルを使いこなすことが重要です。

中小企業の事業を加速する求人募集3つのポイント
1.自社採用サイト求人情報のポータルサイトデータ連携
2.ダイレクトリクルーティングの積極活用
3.戦略的リファーラル採用の積極活用

「1.自社採用サイト求人情報のポータルサイトデータ連携」について
自社採用サイトでの情報提供は、大手求人媒体と異なりスペースの制限もないため、応募者に応募の意思決定を促すために必要不可欠なものと言えます。そのため、応募者に自社の魅力を伝える採用コンテンツの充実化はさらに重要なものとなりましたが、それだけでは十分と言えません。indeedやGoogle仕事検索に、自社採用サイトに掲載されている求人情報をデータ連携することによって、大手求人媒体に有料で求人を掲載することなく、無料で露出を高めることが可能になりました。そのため、indeedやGoogle仕事検索へのデータ連携は採用活動において着手すべき施策と言えます。

「2.ダイレクトリクルーティングの積極活用」について
ダイレクトリクルーティングは、腕利きの採用担当者であれば、従来より行ってきた手法ですが、ビズリーチやミイダスと言った転職希望者が登録するデータベースの台頭により、これまで以上にダイレクトリクルーティングがしやすくなりました。従来であれば、人材紹介会社に依頼して自社の求人内容にマッチする人材を探してもらっていたものを、今では自社の採用担当者がダイレクトリクルーティングのデータベースを活用して、転職希望者に直接アプローチできるようになりました。自社でリサーチを行うため、人材紹介と比較した場合でも費用を抑えることが可能となりますので、積極的に着手すべき施策と言えます。

「3.戦略的リファーラル採用の積極活用」について
リファーラル採用については、これまで一部役員や取引先からの紹介を縁故採用として行うことが主流でした。今では、自社の社員から自社に興味を持つ友人を紹介してもらうことを仕組み化し、積極的に行なう企業が増えてきました。自社のカルチャーや仕組みを理解している社員からの紹介ということで、リファーラル採用での採用比率は他の手法と比べると、高くなる傾向にあります。また、攻めの姿勢でリファーラル採用に取り組む企業の中には、内定辞退者とも長期的につながりを持ち続け、タイミングを見て再度声をかけたり、本人には入社意向がなかったとしても、その友人を紹介してもらう等、様々に取り組んでいるケースもあります。リファーラル採用は、採用活動において非常に有効でコストも抑えられるため、積極的に着手すべき施策と言えます。

中小企業において、採用ターゲットとなる層にアプローチし、感情を動かし、応募というアクションを起こさせるというプロセスは、最も難易度の高い採用活動と言えます。だからこそ、求人募集において最適化を図り、自社の採用ニーズにマッチする方と接触を持つという業務は、事業伸長に対応する採用活動を行う上で、非常に重要な取り組みであると言えます。
3つのポイントをすべて満たすことが望ましいのは間違いありませんが、出来るところから適宜着手することで、効果を発揮することが期待できます。

まとめ

中小企業の採用活動において、求人募集をいかに効率的に行なうかで採用の是非が決まると言っても過言ではありません。その中で、採用ターゲットに対して、最適なチャネルで情報を発信することは非常に重要となります。求人募集においては、従来のやり方を踏襲しがちですが、昨今応募者に対して情報提供する手段が多様化する中、自社の求人内容に合わせ最適な募集チャネルを使いこなすという視点で今一度募集のやり方を見直すことは採用活動において成果を出す上で有効な手段です。

 

株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業の採用力強化支援を行っています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

浅野 道人
この記事を書いた人
浅野 道人

新卒で入社した総合人材会社インテリジェンスにて法人営業を経験した後に、 経営コンサルティング会社にて大手から中小ベンチャー企業まで規模を問わず 人事領域のコンサルティングに従事。 その後、楽天にて人事・総務職、外資系人材会社にて営業マネージャー・人事職を経験。 現在、代表取締役として、WEB集客コンサルティング事業、組織・人事コンサルティング、キャリア支援事業を担当。