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経営戦略

中小企業としてのSDGsへの取り組み③

SDGs活動に継続性を持たせるためには、全社で取り組むことの他に活動計画(スケジュール)が重要になってきます。
会社の規模によっては大人数が関わってくる場合もありますが、活動計画をしっかりと立てなければ、皆を率いることはできません。
活動開始1カ月~2カ月目~4カ月目~6カ月目~12カ月目と順を追って整理してみます。本コラムは「活動開始1カ月目の取り組み」例です。

活動開始1カ月目の取り組み

①SDGs活動体制造り
まずは担当者の任命です。会社全体の協力を得る為にも各部署の責任者と数名の役員で構成するケースが多いようです。
各部署の責任者が参加することで、本業務に支障ない範囲でできる取り組みを考えることができ、それを部下にも共有しやすくなります。また、役員も関わることで全社で取り組む姿勢を示すことができます。

②SDGsの学習
SDGsとは何か?、17ある目標やそれらを達成する際の指標など、一通り読んでおきます。
17目標169ターゲット・指標については総務省のページにて、日本語訳を無料でダウンロードすることができます。

③SDGs活動開始宣言
朝礼など全社員が一同に集まる機会に、経営者から「SDGs活動開始」を宣言します。SDGs活動をする背景、理由、①の担当者の紹介、全社員への協力のお願いを伝えます。

まとめ

以上が、開始1カ月の主な動きです。
本業に支障の無い範囲での活動、が前提ですので、慣れない内は、スロースタートにならざるを得ないかもしれません。しかしながら最も重要なことは「行動をおこす」ことです。今後の活動や社内への影響を考えると、1カ月目は土台作りと考え、じっくりと確実に活動を進めることが大事になってきます。

 

株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業の経営戦略策定支援を行っています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

takayoshi.ishikawa
この記事を書いた人
石川 貴理

東京都出身。某老舗温泉旅館のWEB販売企画係責任者として勤務。自社サイトやOTAの運営・管理、プラン造成を担当。グローカルの支援先でもあり、当時は旅館のスタッフとして本施策の効果を体験。現在は東京に戻りWEB集客支援に従事。温泉と80’sメタルをこよなく愛するアラフォー。