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九州・沖縄マーケットの攻略方法【中小企業の地方営業シリーズ⑬】

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東西に長い日本は、エリアによって地域性や文化・歴史が異なり、新たにマーケット開拓を行うためにはそれぞれのエリアに合った戦略を立てる必要があります。

このシリーズでは、地方の中小企業の経営支援を行うコンサルティング会社としての知見を活かし、中小企業やマーケットシェアの低い企業における、新規エリア開拓時の地域別の攻略方法をご紹介します。

本ページは九州・沖縄編です。

九州・沖縄マーケットの概要

九州地方は、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県の7県で構成されており、面積は日本の約9.73%、人口は約10.3%、都道府県GDPは約8.29%です。一方、沖縄県の面積は日本の約0.6%、人口は約1.1%、都道府県GDPは0.75%です。沖縄県は、言わずもがな独立した点の商圏ですが、ひとつの島である九州においても、独立している商圏が多く、攻め方に工夫が必要な地域です。

最もマーケットが大きい人口256万人の福岡圏をはじめ、131万人の北九州圏、111万人の熊本圏は鹿児島本線沿いに線の商圏が形成されています。一方、九州の東側、中津圏20万人、大分圏74万人、宮崎圏50万人、都城圏24万人、鹿児島圏73万人は、国道10号線で繋がってはいるものの、商圏としては独立しています。同様に、長崎本線で繋がっている長崎圏80万人と佐賀圏40万人についても、商圏としては別物です。

東海岸沿いの都市を攻略した後、鹿児島本線と長崎本線から福岡へ

福岡圏を含む鹿児島本線沿いの最大商圏は競合も多いので、福岡圏から離れた九州の東海岸沿い(中津圏~鹿児島圏)の点の商圏から狙っていくのがおすすめです。

福岡圏を狙うには、鹿児島本線ルートと長崎本線ルートの2方向から攻略します。鹿児島本線ルートは、終点の八代から、熊本、大牟田、久留米へと北上します。長崎本線ルートは、長崎もしくは佐世保から、佐賀へと東に向かいます。2つのルートは鳥栖で合流するので、それぞれを制した後に、福岡圏を攻めます。北九州は福岡の後に、下関と併せて攻略します。2つのルートが交差する筑紫平野は、福岡圏を攻める上で重要な役割を果たします。

まとめ

九州は、鹿児島本線で繋がった福岡圏・北九州圏・熊本圏が最大の商圏です。それらを攻めるには、鹿児島本線と長崎本線が交わる筑紫平野を制することが重要です。また、中小企業やマーケットシェアが低い企業においては、それぞれが独立している東海岸沿いの商圏(中津圏~鹿児島圏)から狙っていくこともおすすめです。

「中小企業の地方営業」をテーマに、営業における地域別の攻略方法をお伝えしてきたこのシリーズは今回がラストになります。感想やご意見などございましたら、ぜひお知らせください。

株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業の営業戦略策定支援を行っています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

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