
関西マーケットの攻略方法【中小企業の地方営業シリーズ⑩】

東西に長い日本は、エリアによって地域性や文化・歴史が異なり、新たにマーケット開拓を行うためにはそれぞれのエリアに合った戦略を立てる必要があります。
このシリーズでは、地方の中小企業の経営支援を行うコンサルティング会社としての知見を活かし、中小企業やマーケットシェアの低い企業における、新規エリア開拓時の地域別の攻略方法をご紹介します。
本ページは関西編です。
関西マーケットの概要
関西地方は大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県の2府4県で構成されています。面積は日本の約7.2%、人口は約16.4%、都道府県GDPは約15.28%です。
奈良市をはじめ、京都・兵庫・和歌山の一部も含み、人口1,027万人にもなる大阪圏、滋賀県の大津や草津も含む280万人の京都圏、248万人の神戸圏という三大商圏を有しています。その他には、京都圏と東海道本線で繋がる13万人の彦根圏、神戸圏とJR神戸線で繋がる72万人の姫路圏、大阪圏と阪和線で繋がる58万人の和歌山圏などの商圏が存在します。
また、北近畿と呼ばれる京都府・兵庫県の北部エリアには、9万人の舞鶴圏、11万人の福知山圏、13万人の豊岡圏などが点在しています。
強者が狙わない阪奈ルートか阪和ルートで大阪を攻める
東海地方同様、エリアの入り口から中心に向かって、線に沿って攻め込むのがセオリーです。そのためのルートは4つ。1つ目は、東海道本線沿いに、彦根・京都経由で攻める京阪ルート、2つ目は、姫路神戸経由で攻める阪神ルート、3つ目は、関西本線沿いに奈良から攻める阪奈ルート、4つ目は、阪和線沿いに和歌山から攻める阪和ルートです。
大企業やマーケットシェアが高い企業は、王道である京阪ルートや阪神ルートで攻めるため、阪奈ルート・阪和ルートが狙い目です。強者は、大阪を制すれば、和歌山や奈良のマーケットはついてくるであろうと考えているため、そこを逆手にとって、戦略的にこの2エリアから攻めていくのです。
まとめ
中小企業やマーケットシェアが低い企業が関西地方の最大の商圏である大阪を攻略するには、関西本線沿いに奈良から攻める阪奈ルートか、阪和線沿いに和歌山から攻める阪和ルートがおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
次回は、中国マーケットの攻略方法をご紹介します。
株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業の営業戦略策定支援を行っています。詳しくはこちらのページをご覧ください。
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