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【入門編】WEBマーケティング

【google WEB広告編⑨】広告予算の考え方

「販売戦略の変革によりあらたに自社サイトを活用することになった」「今までECサイトに頼っていたが、利益増を狙う為に自社サイトを活用することになった」「新たな販路を自社サイトに見出した」など、それまでは一部の詳しい人達が使うイメージの高かったgoogle広告運用が身近になりつつあります。
google広告は、企業規模を問わず、自社サイトと潜在顧客とを直接結び、商品・サービスの紹介をして売上や認知向上に繋げることが、低価格でできるプロモーション方法です。物販や飲食業、宿泊業などECサイトの依存度を下げるのにも役立ちます。
これからWEB広告を始めたいけれど、何から手をつけて良いか分からない方が少しでも本コラムを参考にして頂ければ幸いです。

前回:【google WEB広告編⑧】トピック広告

獲得するべきユーザー数が適正な広告費用

広告運用を始めるにあたって、よくある質問は広告費用についてがやはり多いです。掲載費が決まっているメディア広告と違い、クリック毎に課金されるGoogle広告は予算と相談できる反面、どれぐらい広告費を掛けるかを自分で考えなければなりません。

まずは成約1件にどれぐらいクリック数が必要なのかを知る必要があります。アクセス解析を見て、月間どれぐらいのユーザー数があるかを調べ、加えて実際にどれぐらいの成約があるのかを見比べましょう。成約数をユーザー数で割ると、現状の成約率が算出できます。Google広告を始める前であったら、現状のユーザーは、検索がきっかけやもともと貴社名を知っているなど、何かしらの方法で貴社商品・サービスを知っているユーザーですが、これから広告運用で獲得するのは、新たに貴社商品・サービスを知るユーザーが大半となるので、現状の成約率より少々率が悪くなるのが一般的ですが、目安にはなります。それから、どれぐらいの成約数を狙うかで広告で獲得するべきユーザー数が計算できます。「広告運用をしてどれぐらい売れるのか」が気になるところですが、「広告運用でどれぐらい売りたいのか」を目標にしなければなりません。

例えば、成約率が0.1%であった場合、成約1件につき1,000ユーザー必要なので、1ユーザー=1クリックとすると1件成約に1,000クリック必要です。仮に1クリック30円だとすると30,000円が成約1件に掛かる広告費で、成約10件を狙うなら300,000円は必要になります。貴社商品・サービス自体の価格と見合わせて、費用対効果も測っておきたいところです。

まとめ

どのような広告であれ、広告運用の目標を明確にすることが大事です。広告を通して「販売したい」、「申し込みを受けたい」など、何をしたいかの目的設定の他に、その目的をどれぐらい求めているのかも件数で目標を置きましょう。目的1件に対して何クリック必要か測ることで、目標到達まで何クリック必要なのか計算できます。
WEB広告は決して、広告費用を潤沢に持つ者が常に勝つ訳ではありません。限られた予算で勝ち抜く方法もあります。その秘訣を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

 

株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業のWEB広告運用支援を行っています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

takayoshi.ishikawa
この記事を書いた人
石川 貴理

東京都出身。某老舗温泉旅館のWEB販売企画係責任者として勤務。自社サイトやOTAの運営・管理、プラン造成を担当。グローカルの支援先でもあり、当時は旅館のスタッフとして本施策の効果を体験。現在は東京に戻りWEB集客支援に従事。温泉と80’sメタルをこよなく愛するアラフォー。