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甲信越マーケットの攻略方法【中小企業の地方営業シリーズ⑦】

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東西に長い日本は、エリアによって地域性や文化・歴史が異なり、新たにマーケット開拓を行うためにはそれぞれのエリアに合った戦略を立てる必要があります。

このシリーズでは、地方の中小企業の経営支援を行うコンサルティング会社としての知見を活かし、中小企業やマーケットシェアの低い企業における、新規エリア開拓時の地域別の攻略方法をご紹介します。

本ページは甲信越編です。

甲信越マーケットの概要

山梨県・長野県・新潟県からなる甲信越の面積は、日本の約8.1%。人口は約4%、都道府県GDPは約3.76%です。県を跨いだ商圏や、同じ県内であっても向いているベクトルが異なるエリアも多いため、注意が必要です。

新潟県は、人口106万人の新潟圏を中心とした下越地方、36万人の長岡圏を有する中越地方、23万人の上越圏を中心とした上越地方に分けられます。

長野県は、人口58万人の長野圏を有する北信地方、21万人の上田圏を有する東信地方、44万人の松本圏を有する中信地方、19万人の諏訪圏や、16万人の飯田圏、18万人の伊那圏などからなる南信地方の4つに分けられます。

山梨県は、盆地で山に囲まれていることもあり、人口60万人の甲府圏に商圏が集約されています。

行政区分に捉われることなく、商圏ごとに異なる攻略方法を展開

新潟圏の下越・中越地方は、新潟市と長岡市が信濃川を通して繋がりもあるため、併せて攻略するのがおすすめです。国道17号線で繋がる関東の玄関口、高崎市から攻めるのも一案です。一方、上越地方は、新潟市よりも長野市や富山市の方が距離も近く、商圏が重なります。上越地方を攻めるのであれば、長野市を有する北信地方や富山県と併せて攻略するのがよいでしょう。

長野市と上田市は地方区分は異なりますが、千曲川で繋がっているため、商圏は関連しています。同様に、中信地方の松本市と南信地方の諏訪市の関係も深く、山梨県の甲府市も含め横の繋がりがあります。諏訪市は、国道20号線で関東と繋がっています。この商圏を攻める際には、八王子市との関係が重要です。

前述の通り、南信地方の北側のベクトルは関東を向いていますが、南信地方の南側、飯田市のベクトルは名古屋市を向いています。名古屋市から攻略するのがおすすめです。

まとめ

以上のように、甲信越地方は、行政区分に捉われることなく、商圏ごとに攻略方法を変えていく必要のあるエリアです。ぜひ参考にしてみてください。

次回は、北陸マーケットの攻略方法をご紹介します。

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