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採用戦略

【中小企業の採用】応募数を4倍にした採用担当の中小企業の採用のコツ「自社採用サイトの制作のすゝめ」

 

ご自身が転職しようと考えたら、どこから情報を得るでしょうか。就職したい会社が明確な場合は、その会社名をダイレクトで検索することもありますが、そうでない場合、まずはWEB媒体で公開されている求人情報や、人材紹介のエージェントを通じて紹介された求人票を見る方が多いと思います。では、求人票をみて興味を持った場合、次はどう行動されますか。企業名を検索をして、企業情報や採用情報を調べるのではないでしょうか。実際に、就活生の58.9%(※1)、転職活動者の88.9%(※2)は、個別企業のホームページから情報を収集して、応募すべきか、選考を進めるべきかを判断しています。
どのような応募経路にしろ、必ずと言っていいほどみられている自社サイトや自社の採用サイトは、採用におけるボトルネックの一つです。このページでは、中小企業が採用サイトを制作するメリットと注意点についてお伝えいたします。
(※1:キャリタス就活 2020 学生モニター調査結果より)
(※2:エン転職会員 インターネットアンケートより)

成長・拡大を目指す攻めの中小企業は採用サイトを制作すべし

【採用サイト制作のメリット】
メリット①応募数の増加
前述したように、今や多くの求職者が自社サイトから情報を得ています。自社サイトからの直接応募が見込めることはもちろん、他者の媒体や人材紹介などを利用している候補者にも閲覧してもらえるため、あらゆる媒体経由で総合的に応募数を増加させることができます。

メリット②ミスマッチの減少
社員のインタビュー記事や、一日の仕事の流れなど、あらゆるコンテンツを充実させることができるのも採用サイトの魅力の一つ。実際に働くイメージを持ってもらうことで、応募前にミスマッチを防ぎ、質の高い応募を集めることができます。

メリット③通年採用でのトータルコストの減少
例えば、WEBの求人媒体に掲載した場合の費用は、エリアにもよりますが2~4週間で5万円~70万円程度。人材紹介は成果報酬がほとんどですが、1名あたり年収の30~35%ほどの紹介手数料がかかるのが一般的です。自社の採用サイトであれば、一度作ってしまえばコンテンツを更新しながらある程度使用し続けることができるうえ、期間を気にせず通年で募集をかけることができます。売り手市場において、良い人材に出会うためにはタイミングも重要。攻める企業であれば、通年採用をすべきです。

【採用サイト静セクにおける注意点】
注意点①コストがかかる
採用サイトの制作には費用と工数がかかります。制作費はページ数や内容によっても変わりますが、一般的には50~200万円程度。工数に関しては、自社のターゲット像の明確化や自社の強み・弱みの分析、従業員のインタビュー、写真撮影など、社員のリソースを割く必要があります。欠員発生時のみ採用を行う・年に1~2名採用できれば良い、という企業にはコストが見合わないことがあります。

注意点②戦略的なサイト設計が必要
良い採用サイトとは、ただ応募数を増加させるのではなく、「自社のターゲット像に合った候補者」を口説き、志望度を上昇させるサイトです。見た目はもちろん、どのような中身(コンテンツ)を作成するか、応募までどのような導線を引くか、といった設計が重要になります。例えば、デートに行くときに身だしなみを整えるのは当然のことですが、それだけでは意中の相手を落とすことはできませんよね。デートの日取りやスポットなどを計画的に設計する様に、サイトにも戦略的な設計と口説きが必要なのです。採用サイトを制作する場合、戦略まで設計できる制作会社を見極める難しさが伴います。

まとめ

本記事では、採用サイトを制作するメリットと注意点について解説しました。誤解を恐れずに言うと、採用サイトの制作はどの中小企業にもお勧めできる万能薬ではありません。そのメリットと注意点を把握したうえで、自社に必要かどうかを判断しましょう。
当社でも、採用コンサルティングの一環として、採用サイトの制作をご支援しています。”人を口説く”サイト制作にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業のWEB広告運用支援を行っています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

白土昴
この記事を書いた人
白土 昴

東京学芸大学で音楽教育を学んだ後、新卒で株式会社ローソンに入社。秋田・青森・宮城を中心にFC店舗のオーナー・アルバイト育成から経営指導まで携わる。2019年6月に株式会社グローカルに入社。自社採用・広報・庶務・アシスタントとして勤務。