columnコラム

TOP > コラム > 中小企業経営者がコンサルティング会社に相談する際に用意しておくべき情報とは

中小企業のコンサルティング

中小企業経営者がコンサルティング会社に相談する際に用意しておくべき情報とは

コンサルティング会社への依頼を検討する際に、まずはその会社の無料相談に申し込んでみるという経営者の方も多いかと思います。多くのコンサルティング会社が実施している初回無料相談。せっかくなら意味のある時間にしたいですし、その後仕事を依頼するにしても、そのコンサルティング会社でよいのかしっかり見極めたいものですよね。

当社でも無料相談を実施していますが、お申し込みいただいた経営者から、「無料相談に向けて何を準備しておけばよいか」「相談内容が具体的に決まっていないけれど、この状態で相談にのってもらうことはできるのか」など、ご質問をいただくことがあります。このページでは、コンサルティング会社に相談する際に、中小企業経営者がどのような準備をしておくべきか、ご紹介します。

コンサルティング会社に相談する際に、特に準備は必要ない!?

「コンサルタントに相談」というと、なんだか仰々しく感じますが、誤解を恐れずに言えば、必ずしも用意周到に臨まなくてもよいかと思います。なぜならば、経営者が抱えている漠然とした不安や要望を引き出し、整理すること自体も、コンサルタントの重要な役割だからです。中小企業の経営者がコンサルティング会社への依頼を検討する際には、「人事制度の導入」や「業務改善」など、やるべきことが明確になっている場合もありますが、「売上が伸び悩んでいるが、どうしていいかわからない」「いい人材が採用できないが、これといった打ち手がない」など、漠然とした悩みや不安を抱え、その状態を何とか打破しようとしている場合も多いのではないでしょうか?

初回の相談時には、対応するコンサルタントに「経営者や会社としてどうなりたいか」を伝えてみてください。優秀なコンサルタントであれば、その理想の状態からの逆算で、現状分析に必要な情報をヒアリングし、理想の状態と現状の差分である課題を整理してくれるはずです。

まとめ

初回相談では、コンサルタントとしても、経営者とざっくばらんに話がしたいと考えています。お互いが信頼し合い、対等な関係を築けないことには、よい支援ができないからです。

「こんなこと聞いても大丈夫だろうか」と物怖じすることなく、疑問に思ったことや気になることはどんどんぶつけてみてください。そのキャッチボールが経営者にとって心地の良いものかどうかも、コンサルタントとの相性を見極めるひとつの判断材料になるかと思います。

以上のように、悩みや目指すべき方向性がぼんやりとした状態であっても、コンサルティング会社に相談することでやるべきことが明確になることがあります。そのコンサルティング会社に依頼をする・しないに関わらず、無料相談を上手に活用してみることもおすすめです。

加藤英里
この記事を書いた人
マーケティング戦略事業部
加藤 英里

新卒で入社したリクルートにて、地域振興事業の立ち上げから推進まで9年間従事。プロモーション企画立案、ご当地グルメプロデュース、イベント主催などの他、講演やセミナー講師も務める。2014年5月から現職。BtoB・BtoC問わず、病院・結婚式場・メーカー・レジャー施設などのWEB集客コンサルティングに従事。