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ニューノーマル時代を疾走させる「ジョブ型」雇用の本格的導入と労働形態

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ニューノーマルな時代に求められる「ジョブ型」の業務遂行。オンラインでの業務が標準化する従業員が多くなるなど、働き方が大きく変わる中で、評価がこれまで以上に成果重視になることは間違いありません。これまでには少なからずあった「隣の席で遅くまで仕事を頑張っていたから評価を良くしてあげたい」という上長の情緒的な評価は、今後圧倒的に減ることが容易に想像できます。こうした中で、これまでの「メンバーシップ型雇用」をベースとした日本企業は、今後大きな転換を余儀なくされます。特に、「仕事に人を当てはめる」のではなく、「人に仕事を当てはめる」ことの多い中小企業にとっては、この問題は非常に大きな問題と言えます。
このページでは、ビジネスのオンライン化が進む今、中小企業の経営者が「従業員が最大の成果を出せるような環境づくり」の一環として取り組むべき、「ジョブ型雇用」の導入について解説したいと思います。

「ジョブ型」の業務遂行にマッチした労働形態の早期検討・導入

ニューノーマルな時代は、テレワークが標準化するため、これまで以上に「適切なプロセスによる成果」を評価する傾向が強くなります。
テレワークをベースとする場合、現状より同じ空間で同じ時間を共有して働くことが圧倒的に減るため、上長の情緒的な評価が入り込む余地が減り、「働いている時間」や「頑張っている姿勢」などは、評価されにくくなります。つまり、「適切なプロセスによる成果」を評価する「ジョブ型」の業務遂行が求められるので、「明確な成果を出せなければ評価されにくい」ということになります。当然、「明確な成果を出せば評価がされやすい」ということにもなります。
従業員は、成果を出さなければ評価されないため、場合によっては長時間の労働が必要になるケースも出てくる可能性があり、労働時間の抑制に重きを置く「働き方改革」と相性がいいとは言えません。そのため、中小企業の経営者が「ジョブ型」の業務遂行を従業員に求めるのであれば、労働時間のコントロールの考え方を大きく変える必要があります。現状、国策として進めている働き方改革が、「ジョブ型」の業務遂行にマッチしないのであれば、「ジョブ型雇用」あるいは「業務委託」と言った成果によりコミットする労働形態の導入を早期に検討しなければいけません。もちろん、法律に触れてはいけませんが、この戦後最大の変化に対応した企業経営を行う上で、成果にコミットする「ジョブ型雇用」と「業務委託」いずれかの導入、あるいは並行導入は中小企業の経営者が今すぐ検討を始めなければいけない企業経営における大きな課題と言えます。

まとめ

ニューノーマルな時代は、通常10~20年かけて起こる社会的変化が2~3年で起こるとも言われています。
当然、既存の仕組みでそれらの変化を包括できるとは限りません。しかしながら、現行の法律は守らなければいけませんので、中小企業の経営者はニューノーマルな時代に事業を伸長させるためにも、早期に、成果にコミットする「ジョブ型雇用」と「業務委託」いずれかの導入、あるいは並行導入を検討することが求められています。

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