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中小企業のコンサルティング

中小企業が今取り組むべき「ビジネストランスフォーメーション」

中小企業にとって、コロナ禍による戦後最大級の経済ショックは、経営者である社長の捉え方によっては企業として進化するビックチャンスにもなり得ます。
従来とは「ゲームが変わる」ため、これまでの業界のヒエラルキーは崩れ去り、「新しいゲームのルールやポイント」を見出した少数の企業が、一瞬で駆け上っていくのがこうした機会です。
ゲームが変わる中、勝つためにはいくつか方法がありますが、中小企業が真っ先に検討すべきであるのは「既存事業の抜本的見直し」と「既存事業と親和性の高い新規事業の検討」の2点です。
ひと言で言えば、自社のビジネスを新たなゲームのルールに沿った形にトランスフォーメーション(変化)させることです。
このページでは、中小企業の経営者が戦後最大級の経済ショックを乗り切り、新たなルールの中でゲームを勝ち抜くために取り組むべき、「ビジネストランスフォーメーション」について解説したいと思います。

中小企業が生まれ変わり、事業が加速する「ビジネストランスフォーメーション」

これまでにないくらいのスピードで生活様式が変化し、規模を問わずビジネスにおいてオンラインの活用が加速した中、当然ながら自社のビジネスにおいてもオンライン化に対応しなければならないのは明白です。この対応は、例外なくすべての企業において避けられないものであり、どうせ避けられないのなら、いち早く対応をしたものが先行者利益を得て勝ちやすいのは自明の理です。
このような急激な変化に対応するためには、真新しい発想や突飛なことを考えなければならないと思いがちですが、そうではありません。
重要なのは、自社の事業がこの急激な社会の変化に対して、どのように対応すればより伸長するかを迅速に判断し、ビジネストランスフォーメーションすることです。また、ビジネストランスフォーメーションは既存事業と親和性の高い新規事業にも適用されます。厳密に言えば、新規事業なのでビジネストランスフォーメーションとは言わないのかもしれませんが、市場のニーズの変化、つまりシーズを発掘する上では、同様の発想で事象を捉える必要があると言えます。そのように広義な意味で「ビジネストランスフォーメーション」という概念を捉えてビジネスを進めることは、従来以上に中小企業に求められていると言えます。
これまでの延長線上にない未来において、中小企業経営者がビジネストランスフォーメーションをタイムリーに実施することは、事業を伸長させるために非常に重要な要素です。

まとめ

急激な社会の変化において消費者の生活様式が変わる際には、従来とは「ゲームが変わる」ため、中小企業にとってビジネストランスフォーメーションを迅速に行うことが必要不可欠です。「既存事業を抜本的に見直し」、「既存事業と親和性の高い新規事業を検討」することの重要性を中小企業経営者が正しく理解し、いかに早く社内に浸透させ、それを成し遂げるかに、今後の事業成長がかかっていると言っても過言ではありません。
中小企業経営者には、変化を前向きに捉え、10年先の自社のあるべき姿を描いたときに必要となるものを、順に着手していくことが求められています。

 

株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業の経営戦略策定支援を行っています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

浅野 道人
この記事を書いた人
浅野 道人

新卒で入社した総合人材会社インテリジェンスにて法人営業を経験した後に、 経営コンサルティング会社にて大手から中小ベンチャー企業まで規模を問わず 人事領域のコンサルティングに従事。 その後、楽天にて人事・総務職、外資系人材会社にて営業マネージャー・人事職を経験。 現在、代表取締役として、WEB集客コンサルティング事業、組織・人事コンサルティング、キャリア支援事業を担当。