成果を出していた期待の新人ほど、早期に退職してしまう

こんなことはありませんか?

  • 新人賞を取るような若手のエースが全くの別業界に転職してしまう
  • コストをかけて新卒を採用したが、1/3以上が1年以内に辞めてしまう
  • リーダーに引き上げようとしていた優秀層が退職してしまう

改善するためのチェックポイント

ポイント1 学生から社会人への意識転換を促すために、日頃からサポートする

学生から社会人への意識の転換がスムーズに出来ず、仕事にどう向き合えば良いのかわからなくなってしまう方はすぐに退職する傾向があります。その典型例と言えるのが五月病です。ですので、イマドキの新卒が仕事に対して何を考えているのか傾向を把握した上で、「この先どういうことが仕事上訪れるのか、それにどう向かい合ってキャリアを形成していくべきか」を日常的に伝えることが重要です。

ポイント2 新卒1年目の成績が良かった社員は、部署異動の希望を考慮する

1年目の新人は営業部に配属されることが多いと思います。営業部に配属された新人の中には、企画職に就きたいから営業を頑張るという方も多くいます。1年目の営業の成績が良いからといって2年目以降も営業をやらせてしまうと、企画職に就ける他の企業に転職する可能性があります。1年目の営業成績が良かった場合は、希望の部署に異動できるようにするなど、制度面での改革が必要です。

ポイント3 エースには、評価面談や日頃のコミュニケーションで期待を伝える

石の上にも3年というように、人は3年を区切りにキャリアを再考する傾向があります。学部卒だと「3年目25歳」「5年目27歳」「8年目30歳」「10年目32歳」の方は、この先、今の会社で自分がどのように働き続けられるかを考えているかもしれません。その状況を踏まえ、その人への期待や、先々どのような ことを任せたいと考えているかを具体的に伝えることで、今の職場でキャリアが積めることを認識させることが重要です。

まとめ

日頃のコミュニケーションで離職は防げる!マメなフォローが肝要

採用することに必死でその後のフォローがおろそかになると、それぞれ理由は違えど離職に繋がりやすくなります。逆に言うと、適切なコミュニケーションを日頃から取っていれば離職率は低下する傾向があります。コミュニケーションの取り方として重要なことは、それぞれの社員に何を伝えるべきかをしっかり把握し、コミュニケーションを取ることです。例えば職場のエースなら期待感、新卒なら社会人としてのマインドを伝えるなど、目的を明確に意識しておくことで、精度の高いフォローをすることができます。

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