success事例紹介

【SES企業】差別化が難しい業界において採用サイトを刷新し、公開半月で2名の入社が決定

  • 業務内容での差別化が難しい業種における採用サイトリニューアルの成功事例
  • 同業他社との差別化ポイントを打ち出せておらず、志望度の高い人材が集められなかった
  • 差別化要因として「経営者の想い」を打ち出すことを決め、想いが伝わるようなコンテンツを複数作成した
課題 他社との差別化ポイントを打ち出しておらず、志望度の高い人材が集まっていなかった
クライアントの要求に応じて、エンジニアを提供するSES(システムエンジニアリングサービス)の企業様。
SES業界は企業ごとに業務内容が大きく変わらないため差別化が難しく、労働条件や福利厚生といった細かな差で企業のカラーを出さざるを得ない。
多くの企業は、給与や待遇、働く環境を打ち出し、一部の企業はこれらに加えて社内の独自の制度をアピールしていることが多い。

この企業様も同業他社と似通ったアピールを行っており、会社としてどういった点を差別化ポイントとして打ち出すべきか明確にできていなかった。
結果として、この企業様に入社する必然性を持った志望度の高い人材が集まらず、採用活動に苦戦していた。
施策 条件面だけでなく、共感などの情緒的な価値を訴求するため、経営者の想いやMVVをサイトに掲載
ヒアリングを行う中で、経営者が「ITを活用し業務効率化や生産性の向上をすることで日本をより良くしたい」や「時間に追われる働き方を変え、エンジニアの労働環境を良くしていきたい」などの想いがあることが分かった。
また、「IT業界の階層構造に異議を唱え、自ら改革のために行動を起こしていきたい」という強い想いを持っていることも分かった。
「IT業界の階層構造」は公に伝えづらいという業界の慣習があるものの、これこそが他社との差別化ポイントとして成り立つと考え、積極的に打ち出すことを合意いただいた。

採用サイトにおいて、下記3つのコンテンツに差別化ポイントを反映した。

①経営者メッセージ
経営者が「どのような想い」で「何を目指し会社を経営しているのか」を明確にするため、ヒアリングを実施。
ヒアリングの中で経営者は「現在、IT業界の成長に伴うエンジニア不足が課題となっており、エンジニアは仕事に追われることが多くなっている。エンジニアがいきいきと働き、力を最大限発揮できる環境を作ることによって、IT業界をさらに発展させたい。IT業界の発展を通して、今の日本社会や未来をより良くしたい。」という思いを持っていた。
この想いを差別化ポインとしてキャッチコピーやインタビュー記事を作成し、求職者に経営者の想いを共有した。

②MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)
企業の目的、将来の目指す姿、そしてその実現に向けて大切にする価値観を明確にするため、ヒアリングを通しMVVを策定。
企業が何を目指しているのか、どのような価値観を大切にしているのかをサイトへ掲載し、求職者に共有した。
これにより、企業文化や理念に共感する人材を引きつけ、志望度の高い求職者の応募の増加を目指した。

③社員インタビュー
代表だけでなく、社員にもインタビューを実施。
インタビューでは事前に共有する質問事項をあえて大まかな質問のみとし、実際にインタビューを行う中で出た生の声を大切にした。
社員インタビューを掲載することで、実際に働く人の想いが伝わり、求職者に対してよりリアルな企業イメージを共有した。
成果 サイトリニューアルを通し、志望度の高い求職者の応募が増加。サイト公開半月で2名の入社が決定。
採用サイトのリニューアルを行い、サイト内に経営者メッセージやMVVなどを記載。会社の想いを伝えるコンテンツを増やし、他社と差別化できるメッセージを打ち出した。その結果、これまでの課題であった求職者の志望度が改善。ホームページの内容を熟読し、MVVに共感して応募をする方が増え、面接での受け答えから志望度の高さを伺える発言も多く見受けられるようになった。サイト公開半月で2名の入社が決定した。